第1回“どきどき わくわく ちびっこ川の探検団” ~子どもたちとの振り返り 編~

 8月18日(土)、やまだこども園の年長クラスの子どもたちを迎え、第1回目の“どきどき わくわく ちびっこ川の探検団”を開催することができました。当日は、厳しい暑さもあり、限られた時間での活動となったため、川遊びの後に子どもたちとお話をする時間がとれませんでした。
 私たちは、反省会をしながら、自分たちの準備、当日の動きなどを振り返り、次の活動に向けた改善点をまとめる中、「参加してくれた子どもたちの声を聴きたい!」と思い、後日、改めてやまだこども園を訪問しました。

日時:平成30年9月12日(水) 10:00~15:00
場所:やまだこども園 年長クラス保育室

1. 教室へ・・・
 給食までの時間は、子どもたちと一緒に自由遊びを楽しみました。年長クラスの保育室に入った瞬間、「うわ~」と驚かされた私たち。保育室には、子どもたちが描いた、川で出会った生き物の絵が飾られていました!
 川に入る前は、魚の名前や川の様子が曖昧だった子どもたちは、8月の活動を通して、「あゆ」「かわむつ」等の名前を覚えたり、川には石がゴツゴツしていてその陰には生き物が隠れていたりすることを知ったようで、作品からは子どもたちの発見や学びが感じられました。

2. 実は・・・・・
 8月18日の活動後、園の先生方が話し合われ、8月8日の導入部分にだけ参加してくれていた年中クラスの子どもたちを川に連れていく計画を立てられました。(私たちもお手伝いできれば良かったのですが、それは叶いませんでした…)
 安全面への配慮を十分に行われ、一度経験した年長児と年中児がペアとなり、そこに保育者が1名つく体制をとられたようです。また、一斉に川に入らず、時間を区切って少人数のグループで順番に川遊びを楽しんだことも教えてくださいました。
 保育室に飾られていた子どもたちの絵は、その活動後に、生き物を観察しながら描かれたものでした。

3. 子どもたちとの振り返り
 一緒に給食を食べた後、担任の先生にお時間を頂き、子どもたちの絵を鑑賞しながら、“ちびっこ川の探検団”の振り返りを行いました。言葉で表現することは難しかったり、恥ずかしかったりする子どもたちも、自分が描いた絵を見せながら様々な感想や気づきを精いっぱい伝えてくれました。

「川の水は冷たかった~。」
「お魚が〇匹もとれた~!」
「ゴツゴツしてたよ。」
「お魚さん、小さかった~!」
「ナマズはヌルヌルしてたね~。」

 
 また、18日の川遊び後に、年中さんと一緒に行った時の様子も私たちに教えてくれました。
「年中さんとどんな話をしながら遊んだの?」と尋ねてみると・・・

「魚はね、石の陰とかにおるよって。」
「バシャバシャ歩いたら魚が逃げるけん、そーっと歩かんばとよ!って言った。」
「川に入って泳いじゃった。」

とたくさんのお話を聞かせてくれました。子どもたちの話す内容や表情から、川の中で思い切り、のびのびと遊ぶ姿が想像でき、18日に恐る恐る川に入っていた様子からの大きな変化も感じられました。

4. まとめ
 活動の振り返りをした後は、子どもたちと一緒に大切なことをオサライしました。
 川遊びでゴミを見つけた子どもたちは、『ゴミを捨ててはいけない』、『ゴミを見つけたら拾う』ということにも気づいてくれたようです。「どうして?」と尋ねると、「川が汚れて、魚たちが苦しいから!」と答えてくれた子どもたち・・・・

「川(環境)を大切にすること」

「そこに暮らす生き物を大切にすること」

 大好きな友だちや先生たちと一緒に、川(自然)を楽しみ、生き物と触れ合い、“どきどき ワクワク”の川遊びを体験しながら、子どもたち自身が気づいたことは、楽しかった思い出と共に、きっとこれからもずっと、子どもたちの心に残っていくのではないでしょうか。

西九州大学短期大学部 津上ゼミ
江口・森山

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