やまだこども園の子どもたちとの交流&設定保育
8月8日(水)、ゼミ生11名で東彼杵町の「やまだこども園」に伺い、8月18日(土)の彼杵川での川遊びを前に、子どもたちに自然環境や生き物に少しでも興味を持ってもらうこと、また、活動を通して身近にある彼杵川に目を向けてもらうことを目的に、年中・年長の子どもたちと交流させて頂くことができました。その時の様子をご紹介します。
日 時:平成30年8月8日(水) 10時から13時
場 所:認定こども園 やまだこども園 ホール
参加者:やまだこども園の年長児・年中児、理事長先生、園長先生、深草先生(主幹教諭)、年長クラス担任、年中クラス担任
●ねらい
1.生き物や生き物の住み家など、自然環境の大切さに気付く。
2.8月18日(土)の活動に期待を持つ。
●主な活動
「魚釣りゲーム」をする。
●保育の展開
1.自己紹介
園長先生や深草先生にご紹介いただき、子どもたちの前で挨拶をしました。初めて会う子どもたちや先生方の前に立ち、非常に緊張しました。
私たちの緊張が子どもたちにも伝わってしまったようで、子どもたちも初めは様子を伺っているような雰囲気がありました。
2.導入(手遊び)
1つ上の先輩方が作った、「はじまるよ~彼杵川Ver.~」を子どもたちの前で披露。ドジョウやアユ、ナマズ、カニ…生き物の特徴などについても少しお話しながら、川の生き物が出てくる手遊びを子どもたちは楽しんでくれました。
3.好きな生き物を描いてみよう!
「手遊びに出てきた生き物以外に、どんな川の生き物を知っているかな?」という問いかけに、「クラゲ」「クジラ」「タコ」「サメ」と元気よく答えてくれた子どもたち。海に住んでいる生き物、川に住んでいる生き物について、それぞれお話しながら、“お絵かきタイム”へ!学生と会話しながら、思い思いのカラフルでパワフルな絵を楽しそうに描いてくれました。
「アメンボってどんなになってるっけ?」という子どもの質問に、学生がなかなか上手く答えられず四苦八苦する場面もありました。生き物についての知識も必要なことに、あらためて気づかされました。
4.紙芝居
1つ上の先輩方が作られた絵本を紙芝居にして、子どもたちの前で初披露。「つながる~ぼくたちの住む町~」というタイトル。土砂崩れで避難した主人公が、避難所で「ぼくたちには目や耳や口があるけど、話すことができない魚たちはどうしているんだろうか…」と、川の生き物に思いを寄せるストーリーで、読み終わった後、「土砂崩れが起こった川や、ゴミで汚れた川に住む生き物たちの気持ちはどうだろうか?」と問いかけると、「助ける!」と勢いよく答えてくれる子どもや、「かわいそう」と生き物の気持ちになって考えてくれる子どもたちがいました。
どうしたらきれいで穏やかな川を守ることができるのか、子どもたちと一緒に考える時間となりました。
5.魚釣りゲーム
8月18日には、近くの川に暮らす生き物に一緒に会いに行くことを子どもたちに伝えると、ニコニコ笑顔が見られました。「18日には、本物の魚やカニさんに会って触れることができるけれど、今日は皆が描いたお魚さんを楽しく釣ろう!」ということで…“魚釣りゲーム”へ!川に見立てたビニールシートの周りで釣りボウズ?!・・・そんなことはなく、皆楽しくお目当ての魚を釣り上げました!
6.魚を“お家”に返してあげよう
8月18日のリリース会をイメージして、「釣ったお魚はお家に返してあげよう!」と、大きな川にお魚さんをペタペタ貼ってお別れ。子どもたちが描いた色とりどりな生き物たちが、川で元気に泳いでいる様子が表現されました。
7.まとめ
この日の活動を通して、川にはたくさんの生き物が暮らしていること、川の生き物やその住み家を守ることが大切なことを一緒に振り返りながら、そのために「自分たちは何ができるのか?」と問いかけて終わりとなりました。「何ができるんだろう…」と真剣に考える子どもたちの表情がとても頼もしく感じられました。
設定保育の後は、園内を見学させて頂いたり、給食を頂いたり、充実した刺激ある時間を過ごすことができました。お忙しい中、温かく迎えてくださった、理事長先生、園長先生をはじめ先生方、元気に迎えてくれた子どもたちに心から感謝いたします。ありがとうございました。
8月18日のイベントに向けて、これからまた準備を頑張っていきたいと思います。
西九州大学短期大学部 東、森山