彼杵小学校学校林を訪ねて
県北グリーンクラブ 宮川さんから、「10月14日(土)7時からの、彼杵小学校PTA・学校林整備作業に参加して下さい。」と依頼をされました。
それならばと、10月7日(土)に、筑波大学の白川先生・JRRN和田さん・宮川さん・私の4名で、「彼杵小学校学校林の事前調査に行こう。」ということになり、早朝より目的地を目指しましたが、草は生い茂り、道にも迷ったので、8合目までたどり着くのが精一杯でした。ということで、実は今回は,2度目のチャレンジでした。
10月14日(土)、朝出かけてみると、子どもたち、5・6年生の保護者の方々、地域の方々、教育長、校長先生をはじめとする彼杵小学校の先生方、長崎大学教育学部地域教育総合支援センター呉屋先生、県北グリーンクラブの宮川さんに渡邊さん、そして、私と総勢50名を超す大集団となりました。
私の頭の中には、学校林の間伐材を、どう効率よく運び出し、どういった活用をすればいいのか。また、県北グリーンクラブの間伐作業・運搬作業とどういった連携をすれば、効率が上がるのかというのもあったので、今回初めて現場に出かけてみて、全容が見えてきました。それと同時に、新しい課題も見えてきました。
宮川リーダー率いる県北グリ-ンクラブに、加瀬川教育長・当方の2名が新規加入決定。作業にかかる経費は森林ボランティア団体県北グリーンクラブより支出してもらうようお願いできないものかと考えています。
長崎大学呉屋先生よると、杉・檜の間伐の後に植える雑木は、学校林の生態に則したもの、それは、現在の学校林の杉・檜の間に育っている雑木、それこそが、今の学校林に根付くのではないか、私も、そう思います。
雑木の苗木の種類、そして、その間隔は、公的機関土木研究所の河川生態チーム林業専攻の大寄さんにも、同意していただいています。
以上のシステムが整い、まとまりすぎた人工林から、健全でなんでもかんでもゴチャゴチャ樹木が生えている天然林の「森林多様性モデル」となっていくのではないかと考えています。
モデル実験の成果、第1ステップまで4~5年かかるか、第2ステップまで10年かかるか、わかりませんが、それが確立できると、国も県も、地方自治体も、全国から、「やりましたね、よくぞ!」と拍手喝采をいただけるはずです。「ガンバレ、ガンバレ」とエールも自然とついてきます。どうぞお楽しみに。
PS 宮川さんが、図書館から植物図鑑を借りて、学校林の間に生えている植物の調査に行かれるとのことで、私にも協力要請がありました。10月7日(土)、10月14日(土)に続き、近々3回目の彼杵小学校林に同行していく予定です。