第10回いい川・いい川づくりワークショップ

 このイベントは、“いい川”とは何だろう」-「川の日」ワークショップは、それを問いかけ、自由で柔らかにその答えを探っていくための公開選考会という方式のワークショップです。彼杵おもしろ河川団は2回目の出場となります。

日時:2017年 9月9日(土)・10日(日)
   9/9(土): 11:00開会 ~18:15
   9/10(日): 9:00~15:30       

会場: 福岡大学
   福岡市城南区七隈八丁目19-1(地下鉄七隈線「福大前」駅 下車)

http://www.mizukan.or.jp/kawanohi/kawanohi.htm


「川・生き物・人と同じ高さの目線でムーブベント!」彼杵おもしろ河川団

 地元福岡県で開催されるこのイベントには、西九州大学短期大学部の津上ゼミのメンバーが発表いたします。


「~海と日本のPROJECT~みんなでつなぐ大村湾『里山、川、海の生き物でつなぐ大村湾』」

 2017年10月8日(日)1時から4時の時間に、総合会館大会議室において、「~海と日本のPROJECT~みんなでつなぐ大村湾『里山、川、海の生き物でつなぐ大村湾』」及び、第6回「水辺からのまちおこし広場」が開かれます。今回は、日本財団の「海フェスタ大村湾」の補助事業によるイベントになります。この「水辺からのまちおこし広場」はどこでどのようにして現在に至ったのかを述べさせていただきます。

 きっかけは4年前の、東京代々木で開かれた「いい川、いい川づくりワークショップ」の参加を筑波大学の学生だった坂本君から打診されたのがスタートです。

 最初でしたので、「坂本君、それ、グランプリ取ったら懸賞金が出るのか」といつも年を重ねるごとに根拠のない自信になぜか陥る私の発言。「その時にお金は出ませんけど、出場すれば何かを得られる」と彼の答え。
 何かを得られるのであればとの思いで、東彼杵町役場に出向き、渡邉町長、まちづくり課 松山課長に、行ってもらないかと依頼しました。

 東京まで2泊3日、「こればグランプリを取らねば示しがつかない。」と、3組がエントリー。「県北グリーンクラブ」、「東彼杵清流会」、「まちづくり課」、タッグを組み、グランプリ獲得大作戦を必死で展開しました。
 この時は、私のパートナー国交省職員、中島氏と民間のコンサル会社から2日間通しての強力なバックアップもありましたが、ところが、1回目の予選で3組とも落選。これでは帰れない。地元に、そしてお世話になった方々に申し訳ない。そう思うと、がっくり。でも敗者復活戦で、63組中、4番目の票を集めました。まあいいかと思いましたが、その後で、大きな副産物が出現してきます。


(第6回いい川・いい川づくりワークショップでの発表・・東彼杵の水辺の活動を発信)

いい川・いい川づくりワークショップ実行委員会らの総評

私達3組で助け合い、必死でグランプリを目指す、その熱い姿を見られて、筑波大学「人と川ゼミ」、日本河川流域再生ネットワーク「JRRN」との基盤が出来ました。(この基盤は後で大きなネットワークへと発展しました。)そして、ここから東彼杵町の受託研究がスタートし、それが第6回、今回の「水辺からのまちおこし広場」の4年目にかかるムーブメントに続いています。


(彼杵おもしろ河川団夏合宿)


(秋調査)


(第1回水辺からのまちおこし広場)

彼杵おもしろ河川団 池田 健一

「ミスターイエローブルース」大木トオルさんの「セラピードッグのお話と『スタンド・バイ・ミー』」

これは、当方のHP、カスタムプロホワイト「答えは風の中」で長年親交のある、キャンプのフリーライター、町田厚成さんがタイムリーにその内容をリポートされています。
「答えは風の中」のブックマーク、「町田の独り言Ⅱ」で「大木トオル、ブルースを語る」「大木トオル、筑波大学セラピードッグ講演」を始め、皆様に覗いてもらえたら、プロの編集者のリアルな文章が参考になりますよ。

当方は、この一件に関して、視点を変えて述べさせてもらいます。そのテーマは、今の若い人、特に理系の学生さんに向けた「コミュニケーション論」の展開です。

熱く、ソウルフルに想いを語られ、最後に魂を込めて『スタンド・バイ・ミー』を熱唱された大木さんが、筑波大学に来られてから、昼食、大学を去られるまでの立ち居振る舞い、表情の変化、動作の洗練度、の3点をじっくり観察させていただきました。

左は『スタンド・バイ・ミー』で、日本でも有名な「スイートソウルの王様」BEN.E.KINGさん、右は大木トオルさんです。大木さんは、高校生まで先生から「ドモリ君」と呼ばれ、その吃音を治すために、歌を歌い始められ、今から50年近く前にカバンひとつでブルースの本場、アメリカに渡られ、シンガーとしての地位を確立されました。
彼がシンガーとして成功された事を私なりに説明しますと、その大きなファクターは「コミュニケーション力」です。観衆を前に、大木氏のステージ上で心打たれたのは、
①真剣に、熱く、何かを伝えようとされる教師の顔、無邪気な少年の顔、それは人々を惹きつけます。
②歩く、腰かける、立つ、そして話す、その動作の完成度。
③他人を立てる、譲る、そして自分をドーンと出される、それは自然なさりげない落差です。

上記の3ポイントは、大木氏が、言葉も違えば文化も違う異国の地、アメリカで「自分の歌を歌いたい。」その一心で努力した結果、自然に身につけられたものだと推測されます。 そう、ブルースの世界に、そして、アメリカに温かく迎えてもらえたのは、壁にぶつかり、涙を流され、思い切り泣いて立ち上がられた経験から得られた完成度の高いコミュニケーション能力の賜物です。

このCDジャケットをよく見てください。この表情!TORU and BEN.E.KING The MANHATTAN Brothers。
TORUさんとBEN.E.KINGさんは、「魂の兄弟」そのものでしょう。これを対話といいます。コミュニケーションといいます。

今日本の小学校の低学年から英語の授業が始まっていますが、英語を習うのは語学力の技術習得です。でも、重要なのは、そこから生まれる外国人と真剣に対話するスタンス、それも積極的なコミュニケーションの展開です。それと同じような展開を、以下述べさせて頂きます。

筑波大学の学生さんとは、私が信頼し、尊敬している白川先生と、筑波大学の卒業生の坂本君(彼とは「声が小さい。」「白黒はっきりしろ。」「周りにあまり気を遣うな。」といつも叱り続けながらも、もう10年近く親交があります。)、この二人を通じてのあなた方とのお付き合いです。もう大学生の皆さんとは4年目に入ります。振り返ると皆様まじめで研究熱心。特に理系の学生さんはデータをまとめる事に関しては、とても優秀だと思います。
でも、人と人の関わりや、微妙な人間関係は目に見えないもの。その人間観察力と自身の表現能力は、今ひとつ欠けているように思います。それに拍車をかけているのがSNSなどの非接触コミュニケーション。それにもうひとつ、筑波大学は、国が目指した理想の「研究学園都市」で、あらゆる施設、研究所、国や民間の施設までが近距離に点在します。そして、筑波大学周りの市民の方々も、生徒達に対しては、優しく温かく見守ってくださっています。しかし、安心しないでください。一歩社会に出ると、そんな理想都市だけではありません。生きていくうえで絶対的長所はありえないのです。

私は、50年前の話ですが、近畿大学に入り、バリバリの体育会系、ワンダーフォーゲル部に入部しました。そこは、1年生「家畜」、2年生「奴隷」、3年生「人間」、4年生「神様」のシステムでした。私は、その抜けられない「理不尽さ」に戸惑いました。でも今考えると、その理不尽に対応する事こそ大人になるスキルだと思えます。だって、異国の世界に4年間滞在しましたが、社会に出てずいぶん役に立ちました。「絶対的短所」も後で役に立ったのです。

今回のシュノーケル教室と大木トオルのセラピードッグ講演は、今、情報化社会で便利になったバーチャルの世界では決して体験できない、からだ全身いっぱい使ってのコミュニケーションのひとつの展開をさせていただきました。この体験で何かを掴んでください。きっと何かの役に立つはずです。

最後に、「彼杵おもしろ河川団」は少しずつ成果も出てきました。皆さまのおかげです。関わる全ての方々のおかげです。ここまで成果を出せたのも、ひとつのスキルです。

本当の主産物は、なぜ、さまざまな立場や年齢、肩書きの違う方々が集合、整列され行動されているのか、考えてください。そう、成果の主産物は技術でもハードでもありません。ソフト、人と人とのコミュニケーション、それが大いなる産物、主要成果です。

また今度皆様とお会いできる日を楽しみにしています。「返事は大きく」「明るい声で」「はっきりと」「動作も若々しく」。それは今後の生きるスキルになります。私達から、「こら!カゲロウ軍団!」と怒られないように、ご注意のほど、よろしくお願いいたします。

池田 健一

彼杵おもしろ河川団長のつくば遠征①-筑波大学、ダイビングプールでのシュノーケル及びダイビングの講習-

 5月25日から28日まで筑波大学に招かれて4日間行ってきました。川系男子の坂本君と4日間にわたり同行し、お互いの意見を出し合い、それぞれのレポートを出しましょうとのことで今後私は各項目に分けて報告いたします。

  1. 筑波大学、ダイビングプールでのシュノーケル及びダイビングの講習
  2. ミスターイエローブルースの大木トオルさんのセラピードッグのお話しと「スタンド・バイ・ミー」の歌唱披露
  3. 国立研究開発法人土木研究所河川生態チームのスタッフの若き女性人との出会い(大寄さん:カミツキガメ)、(鶴田さん:ムーブメントのコツ)
  4. 土浦の川魚漁師の「ドジョウの話」
  5. 印旛沼のカミツキガメの話「シュノーケル小僧養成講座人間ジャイロパスについて」

今回は①シュノーケルのレポートです。
10年以上前に通い続けた彼杵川汽水域で両目が真っ白に濁った「目くらボラ」に対面し、「川が汚れてきた汚染のために目がつぶれたボラ」と勘違いしまして、少しでも彼らにいい環境をと思い、「彼杵海水浴場を復活させる会」をみなさまとスタートし、月日を経て、それが筑波大学でのシュノーケル教室になり、若き「白川ゼミチーム」にシュノーケルをと相成りました。

※目くらボラについてはウェブ担当の五十嵐様へお聞き下さい。

 白川チームの中ではやはり、一番さまになっていたのは白川先生でしたが、あとで坂本君が撮影したその時の動画をカミさんを二人でみました。カミさんにこの2人、私と白川先生の動きが明らかに違うよと言われ、じっくり見ました。やはり短い動画できしたが、67歳の私の動きがカミさんが数段上手といい、意味が分かりましたので今後まだ筑波に出かけて白川先生と学生さんのレクチャーを続けたいと思います。

 テーマは水面を移動する時は体をしなやかなムチのようにそこで移動しながら水面下の目標点を決める、そしたら1,2,3のリズムで頭を水面に向け、腰をガクッと折り、今度は足を天に向け、一本の棒になり、スーッと入り込むジャックナイフです。床についたらなるべく、その位置で体を水平にして生き物を観察する。

     

 それは技術的な訓練ですが、平成9年の河川法の河川環境を論ずるなら、河川の生き物の暮らしぶりを自分の目で体で、彼らと同じ目線でしっかり見て下さい。そのための講義です。遊びの中から自然を学ぶ「シュノーケル小僧」の要請講座です。
 シュノーケルとダイビングのポイントは「観察」、全体のロケーションの動きの中から水中に入っても水中で生き物と対面してもそして息が切れて水面に浮上しても、息を吸う時も目は全体の中の目標地点からどんな時も離さない事、そのポイントは白川先生に伝えましたので学生さんは私の弟子である先生に聞いて下さい。

         

  最後に伝えるのは若き白川ゼミの学生さん、そしてそれをまた伝えるのは、あなたとあなた方の家庭を持った時の子供さんです。なぜ、目で全体の位置を確認し、目標地点を見続けるように、それは、「全体の中の自分の位置確認です。」
 それは川や海の中で安全に遊べるように川や海は流れを伴います。だから観察地点は一点に固定し、体は水平、垂直、回転しても常に目を離さない、「ジャイロコンパス」それは安全リスク管理の指針です。修練を重ねないと自然の中ではプールと違い、いつどんなことが起こるか分かりませんので、常に自分は川や海の中のどんな地点にいるのか、自分で理解しないと河や海は常にゆるやかな流れ、時には激しい流れが発生します。それだけは今後身に着けて下さい。きっとあとで何か役に立ちます。以上「シュノーケル小僧養成講座」人間ジャイロコンパスの話です。

 

②、③、④、⑤はまた今度。

(彼杵おもしろ河川団 団長   池田 健一)