第6回 水辺からのまちおこし広場について

日時:2017年10月8日(日)13:00~14:00

場所:総合会館大会議室

テーマ:「~海と日本のPROJECT~みんなでつなぐ大村湾『里山、川、海の生き物でつなぐ大村湾』」
    「第6回 水辺からのまちおこし広場」日本財団の「海フェスタ大村湾」の補助事業

「水辺からのまちおこし広場」での目的は、日本財団の企画に沿って、「自然を守る」「環境を守る」「水を守る」「伝統を守る」そんな町内の活動をされている多くの方々の、発表の場として拡大していこう、それが主旨ですが、もっとそれを拡大して、当町の開かれた行政をできるだけオープンにする、町内の方々への「地域ボランティアへの理解促進」「議員さんのアピール」それを皆さん衆視の元でのプレゼンテーション、そんな将来への布石にしていただけたら、そういう願いも私たちは持っています。

 今の時代は、確かに開かれた行政、世論もマスメディアもそれを訴求し続けています。「オープンプレゼンテーション」それは、ひとつの高い壁ですが、私たちは、その壁を破れる、小さな力になっていけたらと考えています。

  1. 衆視のもとでのプレゼンテーション、その時にそこに集う参加者は、プレゼン対象者に向けてその時に意見を述べる。
  2. 後では、彼らを見守り、対面の元で修正案を提示する。
  3. 密室で、同じ見識の人で批判をまとめない。

そうする事が、この町の、健全で建設的な町政の第一ステップに、そう私たちは考えて、第6回「水辺からのまちおこし広場」を当町、まちづくり課、彼杵おもしろ河川団のみなさま方と、これまで討議、議論を重ねて今回の開催にあいなりました。何卒、多くのご来場をお待ちしております。

池田健一

第10回 いい川いい川づくりワークショップ

 第10回いい川いい川づくりワークショップ(主催:いい川いい川づくり実行委員会)が 9/9~10 福岡大学で開催されました。
 彼杵おもしろ河川団は「川・生き物・人と同じ高さの目線でムーブベント」をテーマとして、西九州大学短期大学部の学生と河川団のメンバーが参加し、津上ゼミが作成中の紙芝居のストーリーを寸劇で紹介しました。

彼杵おもしろ河川団の発表



 あと1票及ばず上位入選を逃しましたが、来年は念願の紙芝居が完成予定ですので次は上位を狙って頑張ります。

 発表内容はあらためてご紹介いたします。

第10回いい川いい川づくりワークショップ 参加スタッフ

串川の遡上実験の反省点と成果 及び今後の課題

 今回の反省点は、大潮時の満潮の水位が遡上板の位置にくるとの予想が間違っており、40㎝程水位が低かったことです。また5月の取り付け時から8月の実験までの現地レポートについて、責任分担を明確にしていなかったことです。これらの問題については次回からは改善してまいります。

傾斜板設置後の反省会と今後の対策ミーティング

実証された成果

  1. (D)の角度を筑波大学チームは105°、県の河川課は1:0.2との考えでしたが、105°が104°になっても1:0.2が1:0.19になっても(施行上のバラツキ)今回の堰の高さが100㎝程度あるので、少しの狂いでもすき間ができて、垂直面と底面のボルト固定ができません。そのため協力者である田中建設の方に、4㎝×2㎝×200㎝の木材で、成形モデルの冶具を作成していただき、ステンレスのボルト、ワッシャー、プレート等を考えて作っていただき、見事に密着させることができました。大雨でもびくともせず、取り付けおよび脱着もスムーズにでき、大きな成果でした。
  2. 公的コンサルタントの村岡様の参画により(F)頂上部分の形状の見直し、両サイドの遡上の字のフランジの形状の見直しのアドバイスをしていただきました。今後、情報交換しながらさらに改良していきます。河川改良コストの大幅コストダウンが目標です。
  3. 3月の串川での傾斜板取り付けから、4月25日の鮎はみ跡調査、8月19~20日の串川での遡上調査、多くの方々の参画により一歩ずつ前進させることができました。
  4. 今回の8月19~20日の遡上調査は、民間のコンサルタントの荒巻氏より協力をいただき、終日監視カメラを使用することができました。
  5. 監視カメラについては、解析データの分析等に時間がかかりますが、途中経過において傾斜板の3分の2の地点(G)までは魚が遡上したとの情報がありましたので、次の図面の通り傾斜板を改良することにしました。

 今後、荒巻氏より正確なデータが発表されます。土木研究所の村岡さんのアドバイスをいただき改良図面を作成いたします。最後に、反省点①で述べました遡上板付近の水位の誤差について、次年度は下流のスロープ付近に、田中、池田の製作施行チームが40㎝程度の傾斜板を新たに増設いたします。

団長 池田健一

彼杵式鮎傾斜板 側面図

9月6日 筑波大学ミーティング報告

9月6日、筑波大学のADS班で定例ミーティングを行いました。

議題は8月に行われた串側での遡上実験の振り返りと改善案についてです。

実験方法に関しては、

  • 魚が実験装置の土嚢の陰に隠れたこと、網の下に隙間があったこと、河床と魚の色が似ていること等により、魚が見にくく、捕まえづらかった
  • 捕獲時に逃げ出す可能性があった

といった課題が挙がり、これに対して、傾斜板下のいけすの下にブルーシートを敷き、ネットを挟み込んで囲うことで解決できないかといった意見が挙がりました。ブルーシートを敷くことによりいけす内の環境が変わってしまうことについては、慎重に考える必要がありそうです。

傾斜板の形状に関しては、

  • 魚が休める場所を作ったほうが良い
  • 「やな」のように、竹を束ねて作ってみる
  • 板の角度を段階的にし、上部の角度を緩くして水の勢いを抑える

といった意見が出されました。

8月の現地訪問のまとめは、10月に再度訪問した際に発表できるよう、今後ミーティングを重ねていきます。

串川遡上実験実施

 串川に設置した傾斜板の効果を検証しました。

1. 日時

  • 2017年8月19日(土曜日)天候 晴れ

2. 場所

  • 長崎県東彼杵郡串川

3. 目的

  • 鮎のはみ跡調査(傾斜板の上流と下流)
  • 傾斜板の効果を調査(魚の遡上が可能であるか)

4. 参加者

  • 白川准教授 及び白川ゼミスタッフ7名 合計16人
    池田団長、坂本顧問、中島事務局長、吉永氏、荒巻氏、坂本氏、和田氏、五十嵐
  • 協力 田中建設

5. 調査内容

<鮎のはみ跡調査(傾斜板の上流と下流)>

 AM9時、串川に傾斜板を設置した箇所にメンバーが集合し鮎の遡上の調査を行いました。
 前回の調査時には鮎の姿はありませんでした。荒巻氏が早朝より下流側から投網を入れて魚の調査を行いました。

 オイカワやヨシノボリは生息していましたが鮎は網に入りません。串川にもう鮎は上らないのかと心配でしたが川底の大きな岩を調べてみると・・。

 いるいる。鮎のはみ跡を発見!。岩についた苔を大きな鮎が食べた痕が残っていました。
 上流側も調べましたが残念ながらはみ跡は発見できませんでした。

<傾斜板の効果を調査(魚の遡上が可能であるか)>

 白川ゼミスタッフにより傾斜板の検証が行われました。傾斜板の下流側に放流した魚が上流に登ったか否かを調査します。

 スタッフが事前に制作した網を傾斜板の周囲に設置しました。

 この中に投網で捕らえた魚やウナギを放流しました。スタッフが放流した数をカウントしておきます。

 土手のテントの上から魚の遡上を監視します。また夜間はビデオを使ってその他の生き物の遡上を調べます。

 準備を終えて夕方の満潮時に鮎が傾斜板の下流に姿を現わしました。20cmを超える大きな鮎が数匹苔を食べています。(土手からの撮影につき光が反射し見にくいですがご了承ください)

 当日のレポートは後日掲載いたします。

参加の皆様お疲れ様でした。

 

大木トオルさんとの出会いから~つなぐ「生き物を守るバトン」~

 今年の5月、筑波大学「白川ゼミ」に招かれて、私は、大学のダイビングプールで、仕事以外の唯一の特技である“シュノーケリング”を披露させて頂きました。
 その後、「ミスターイエローブルース」大木トオルさんの“セラピードッグ”の講演を間近で拝見させて頂きました。トオルさんは、「東京オリンピックまでに、日本での“犬・猫殺処分ゼロ”を目指す。」それを、はっきりと提言されています。

 長崎に帰ってから、どうして“殺処分ゼロ”ムーブメントを実現されるのか、ずっと考え続けてきました。その後、朝日新聞(2017.3.12)の日曜日の全面広告と、「名犬チロリ」の絵本を送付いただき、“殺処分ゼロ”ムーブメントの実現の確証を、私は受け取りました。

 講演で見たリアルな動画。日本での犬・猫の殺処分はガス室送り。先進国と言いながらも日本には、ナチスの時代と同じく残っている「動物ホロコースト」のようなガス室がある。さらに、ガスを節約するために、まだピクピクしている犬や猫をそのまま焼却している自治体があることも知りました。それは、目と心に今も焼き付いています。

  1. そのメッセージを、欧米の愛犬家と連絡を取り合い、みんなで協力し、東京オリンピックまでに“犬・猫の殺処分ゼロ”を実現する。まずは、日本、そして、世界に・・・。「名犬チロリ」の絵本。現在の社会情勢に訴求される、今がジャストタイミング!
  2. そんな時に出会った、おもしろ河川団の女性主体の2つのチーム。土木研究所と西短津上ゼミ。
  3. 当町の図書館では、川の生き物“アユさん”が主人公になっている紙芝居が完成していた。(これは当方の乱雑なメモが舞台形成の物語になり、児童対象の読み聞かせチーム「くじらっこ」の皆さんのおかげで、紙芝居として6年前に完成していたものです。この6年前のことは、私は全く忘れていましたが…)

 これら①②③の3つの不思議な複合要因で、紙芝居に登場する川の生き物“アユさん”から、主人公が「アキラ君」にバトンタッチし、アキラ君の裏山の大雨による土砂と人工林の流出から始まり、アキラ君が大きくなった時、仲間たちと裏山から切り出した杉・ひのきを町の図書館の薪ストーブの燃料につかい、そこにはたくさんの人が集まってくるというストーリーが展開していきました。6年前の紙芝居が、今、おもしろ河川団の女性チームによる“絵本大作戦”に拡がってスタートしています。

 筑波大学でリアルに見せて頂きました、大木トオルさんのセラピードッグの講演と、私たちのリクエストによる、大木さんの友 BEN.E.KING作曲の、あの名曲「スタンド・バイ・ミー」の本場のソウルフルなハートに響く熱い歌声。どちらも、私たちの心の中にしっかりと焼き付いています。大木トオルさん、ありがとうございました。

「忌まわしい現実を“殺処分ゼロ”にすべく熱い闘い」、3月12日の全面広告に刺激を頂き、私たち、彼杵おもしろ河川団も熱い思いを胸に、川の生き物を守るために「人は生き物の一員である」とのプライドを持って、これから前へ少しずつ進んでゆきます。
 しっかりと、川の生き物を守るバトンを、大木トオルさんから託されました。

「動物愛護法」の法律の定義は「何人もみだりに動物を殺してはならぬ」
 それが基本理念です。

 それと同じく、平成9年の「河川法」の定義も「利水と河川環境のバランス」
 その中での河川環境の意図は「自然と川の生き物との共生、バリアフリー」です。動物愛護法の動物には、犬や猫以外の野生の生き物も含まれています。もちろん、自然の中の川の生き物、アユやドジョウやカニさんも入っています。「動物愛護法」と「河川法」・・・共に、利便性を求めた人間社会の中で、人間以外の他の生き物を「弱者にしてはならぬ」そんなことだと、私は思っています。

「人間は万物の霊長」であるならば、人間以外の生き物の「悲しみ」も「弱さ」も、そして「はかなさ」も「慮らぬばならぬ」。それが、「霊長の責務」です。

 大木トオルさんから、そんなエネルギーを頂きました。ありがとうございました。
 また、いつか、お会いできればと思っています。

団長 池田健一

しじみ養殖地の調査

 しじみの養殖地について調査を行いました。彼杵川周辺の農業用用水路で安定した地下水が流れている箇所を池田団長が事前に調査をしていただいたので、荒巻さんに同行していただき意見を頂きました。

1. 日時:2017年8月20日(日曜日)

2. 場所:東彼杵町三根郷

3. 目的:しじみ養殖地の調査

4. 参加者:池田団長、坂本先生、荒巻氏、五十嵐

5. 調査結果

  • 水の流れはやや早いが数十メートルおきに”溜まり”ができる箇所がある。
  • 水温は約22度。水は澄んでおり底は砂利状。
  • 現場はウナギが生息する場所で罠が仕掛けられている。
  • カワニナとジャンボタニシの生息を確認。
  • 取水時の水量は不明。

6. まとめ
 荒巻さんの見解によると、「充分に生息できる環境は整っているが、水量が増えた時に流される可能性があるので、実験的に少量の稚貝を入れて観察する事が望ましい」ということでした。次回の放流の際に実施したいと思います。

東彼杵町三根郷

“バイオマス”ムーブメントについて

~ムーブメントの始まり~

 彼杵おもしろ河川団のHPに、自然を大切にする活動の中で“バイオマス”についての五十嵐さんの投稿がスタートしています。五十嵐さんより、「全体の流れをブログに書いてください。」と依頼があり、以下、述べさせてもらいます。
 デジタルアーカイブにおける五十嵐さんの表現。
「天災なのか、人災なのか」・・・

 そんなメッセージ。確かに当たっていると思います。でも、過去のことを振り返ってもしかたない。これは全ての人たちの責任です。ならば、おもしろ河川団としても何かできないだろうか。そう考えるようになりました。これは、北部九州の大雨のニュースを見て、考え、考え、考え抜いた、全国に発信できる小さな小さなムーブメントです。そう、小さな解決プランの提示です。

 大地を守り、緑を守り、子どもたちの未来を守るためには、小さなことに入り込んでアユを遡上させようと専門家が終結する男性中心のスタッフより、「女性の母性による感性」がリーダーシップをとるべきだという流れになりまして、土木研究所の河川生態チーム、及び、西短の津上ゼミの女性スタッフを中心に、“多くの人に” “解りやすく” をテーマに「絵本大作戦」がスタートしました!

 過去のことは論じてもしかたない。少しずつ前へ!ガンバレ!「もののけ姫大作戦」です!
 “もののけ姫” は、自分を育ててくれた太古の森と、自分を育ててくれた仲間(ヤマイヌやイノシシなど)を守るために、太古の森を破壊する人間社会に、仲間と共に挑みました。あの凛とした美しさ、野生美は、男性の憧れです。私たちは、女性のバックアップを続けます。

~「絵本大作戦」の概要~

 絵本は3部構成の予定です。

  1. 大雨による土砂崩れで生き物が流される。(あきら君が子どもの頃のストーリー)
  2. 森や川が健康であるために必要なこと。(あきら君のおじいちゃんの昔話)
  3. バイオマス編(あきら君が大きくなってからのストーリー)

~薪ストーブとバイオマス~

 当町では、5年前に、小さな町の先進的なチャレンジとして、二次燃焼式の大気にやさしく、人にやさしい(遠赤外線暖房)システムの薪ストーブが町の図書館に設置されました。
 二次燃焼方式の薪ストーブは、「アフターバーン」または「クリーンバーン」と呼ばれ、一度目は薪を燃やし、その後で、発生した煙を燃やすという、人にも大気にもやさしい薪ストーブです。(煙はほとんど出ません。)

 なぜ、薪がバイオマスなのか。

  1. 木質発電(薪を電気に変えます)
  2. ペレットストーブ(薪を小さなペレットの粒にしてストーブを燃やします)
  3. 薪そのものをストーブに燃やします。この手法は、一番シンプルでローコスト。大型投資も必要ない原始的なものです。「絵本大作戦」では、あきら君(主人公)のおじいちゃんの時代のストーリーに展開し、「再現リバイバル大作戦」となっています。



 薪と石油はどう違うのか。

 薪、木材は、「カーボンニュートラル」、大気中のCO₂を吸収してカーボン燃料(木質)に成長し、また、それを燃やしても、薪(木材)は再生可能な燃料です。また生えてきます。

 石油は、一度燃やしたり化学製品に転用しても、再生不可能です。今は再生プラスチックもペットボトルと同じように注目されていますが、本当は、ペットボトルの再生工程において石油が使われています。再生不可能なのです。(飲み物は、なるべくマイポットを持参しましょう。)

 薪ストーブでのバイオマスで大切なのは、「ロハス(LOHAS)大作戦」です。本来の里山は「森林多様性」(なんでもかんでもゴチャゴチャバランスで木が生えていること。)これは、川や海の生き物の指標「生物多様性」(なんでもかんでもゴチャゴチャいろんな生き物が共存すること)と同じです。里山の杉、ヒノキを抜いた後にどんぐりの苗を植える。どんぐりも、杉も、ヒノキも、カキの木も、ごちゃごちゃ共存する里山。アユもどじょうも、うなぎもカニも共生できる河川と同じです。もちろん、どんぐりの木も大きくなったらストーブの薪として、杉、ヒノキと一緒に燃料として使います。「ロハス大作戦」です。

 以上、小さな町の、全国に向けた小さなバイオマス事業。もうすぐ、絵本のストーリーもHP上に展開します。お楽しみに!!!

~今後に向けて~

 最後に、我が家のバイオマス(木質)大作戦は、知り合いの植木屋さんが不要になり処理コストばかりがかかる伐採された杉やヒノキ、広葉樹(カシ、カキの木等)を頂き、自宅の小さな薪ストーブの燃料として使うこと。冬になると燃やして、ストーブの周りには私とカミさん、なぜか2匹の捨て犬と、もらい手のなかった小型犬がストーブの正面にドンと居座っています。私は、知り合いから頂いた芋を焼いて、冬になるとおいしく食べながら暮らしています。池田家は、生き物(犬)と一緒に、不要になった薪を使い、毎日楽しく、あたたかく暮らしています。我が家の「バイオマス」はもう、完全に出来上がっています。

 町の図書館のバイオマスは、発展途上の段階ですので、大いなる可能性を秘めています。
 今後の展開が非常に楽しみです。

文章:団長 池田健一
編集:五十嵐克也
校正:津上佳奈美

アユの遡上実験準備

8月12日、いよいよ筑波大学から東彼杵に向かう日が近づいてきました。現地では二つの班に分かれて活動をします。そのうち一方の班でアユの遡上実験を行います。川幅の長さ分のネットを張ってアユが逃げて行ってしまうのを防ぎます。

当日スムーズに実験が始められるようにネットの準備をしました。網戸のネットを6枚縫い合わせて、合計で12メートルほどのネットの作成です。網の目は細かすぎると目詰まりしてしまうと考え、粗めのものを選びました。また、普通の縫い糸だと強度が足りない可能性があるため、釣り糸を使用しました。

ネットの端は切りっぱなしとなっており、縫うのが端に近すぎるとほつれるという惨事が。それに加えて、裁縫で使う玉止め、玉結びはネットには通用しませんでした。網目に柔軟性があり、結び目が目を通り抜けてしまいます。仕方がないので網目に糸の結びつける形で固定しました。



普段はあまり針にも糸にも馴染みの無い大学生の作業はなかなか捗らず。それでも何とか完成した時には達成感がありました。
当日もどうか破けず、実験がうまくいきますように!

(筑波大学白川研究室 岸田まりな)

彼杵川・串川

 九州北部豪雨で森と川が抱えていた問題により、多くの人や川の生き物たちの命が奪われました。ある人はこれを天災とし、ある人は人災と言っています。

 さて、私が住む地元の川の健康状態はどうなんだろうと振り返ってみました。

 写真は串川の雨降りの前後と彼杵川の記録です。雨が降るとみるみる水量が増し泥水が流れ込んでいました。
 水源涵養機能を持った豊かな森は雨水を蓄えることにより水量と水質を安定させることができるといいます。

 泥水は危険が迫ったサインとも考えられます。「川の生き物たちを元気にする」ために、これからは森にも目を向け観察を続けたいと思います。